防音室を作ってホームシアターを楽しもう!

防音室を作ってホームシアターを楽しもう!

自宅にホームシアターを作って、大迫力で映画やスポーツ中継などを楽しみたいと考えている方も多いと思います。
ホームシアターにするのであればスピーカーを設置して大音量で楽しみたいものですが、そのためには、部屋を防音室にすることが必要です。
防音室を作る際のポイントをご紹介します。

遮音、吸音、防振を意識する

防音には3つの種類があり、それぞれの種類をあわせて用いることがポイントです。それらをあわせることでより防音性の高い防音室を作ることができます。

【遮音】
遮音とは、文字通り音を遮ることです。音は空気の振動で伝わりますので、この空気が外へ漏れないようすることで、防音することができるようになります。

【吸音】
音を外に漏れないようにするだけでは、防音室の中で音が無駄に反響してしまいます。快適な防音室を作るには、吸音についても考慮しなくてはいけません。
吸音とは音を吸収することです。音を吸収することで、防音室の中の音の反響を防ぎます。

【防振】
空気の振動以外にも、床や天井などの物体が振動することでも音は発生します。なので、壁や床、天井などの振動で音が外に伝わらないようにすることも必要です。振動による音漏れを防ぐのが、防振です。

防音室を作る際のポイント

防音室を作るためにリフォームをおこなうという方法がありますが、賃貸であればそんなことはできませんし、マンションの管理規約によっては内装のリフォームをおこなえない物件もあります。
そういった場合は、防音のためのシートや壁材が市販されていますので、それらを購入して自分で防音室を作るのもいいでしょう。

【遮音】
遮音は遮音シートを用いておこないます。

【吸音】
吸音をするには、吸音材が必要です。特に高密度の吸音ボードであれば吸音効果が高くなるのでオススメです。

【防振】
振動を防ぐには、防振材を使います。

上記のシートや壁材はホームセンターなどに売られているので探してみましょう。

【防音室を作る手順】
まず吸音材を両面テープなどでつなぐなどして、一枚の板状にし、その上に遮音シート貼ります。これを壁に貼り付けます。遮音シートは重いものがあり、その重さではがれてしまうことがあるので、しっかり固定するようにしましょう。
最後に防振材を床や壁に貼り付けて完成です。

防音室を作ってホームシアターを楽しもう!

もしも内装リフォームをしてホームシアターを作りたいと考えるのであれば、壁材だけではなく、床材なども防音性の高いものにするようにしましょう。
ホームシアターにする部屋は、壁に150㎜以上の厚さを確保できる部屋を選びましょう。壁が厚ければ厚いほど防音性が高まるからです。建物の構造についてしっかり把握しておくことをオススメします。
自宅に防音室を作って、ホームシアターを楽しんでくださいね。

テレビと周辺機器を壁面収納する方法

テレビと周辺機器を壁面収納する方法

テレビや周辺機器を設置する際には、壁面収納がおすすめです。壁スペースを活かすことで部屋を広く使うことができますし、部屋の中がすっきりと整頓されます。また、コレクション品や周辺機器をきれいに並べれば、それ自体がインテリアのような役割を持ってくれますよ。
ここではテレビや周辺機器を壁面収納する際のポイントなどをご紹介します。

「見せる収納」か「隠す収納」どちらにするか考える

壁面収納を作る際にまず考えるべきことは、その収納を見せるものにするのか、隠すものにするのかということです。

見せる収納にするのであれば、引き出しや扉がついていない、棚タイプのテレビ台がいいでしょう。
見せる収納にするメリットは、飾っているものがそのままインテリアになってくれるという点です。コレクション品やスピーカーなどのテレビ周辺機器が部屋に良いアクセントを与えてくれるので、部屋全体の雰囲気ががらりと変わってくれます。モノを置く際は「収納」を意識するのではなく、配置やバランスを考えて置くというように、「飾る」という意識を持つのがポイントです。
何でもかんでも置いてしまうと雑然としてしまうので注意しましょう。

隠す収納にするのであれば引き出しや扉がついているタイプのテレビ台にしましょう。部屋の中にあるモノの数が減るので、部屋の中をすっきりさせることができます。しかし何をどの引き出しに入れたかというのを把握しておかないと、どこに何があるのかわからなくなるので要注意です。どこに何を置く、というように、モノの定位置を決めておきましょう。

部屋の雰囲気に合ったデザインにする

壁面収納を作る際のポイントに、部屋の雰囲気に合ったデザインのものを選ぶというのがあります。
一般的なテレビ台であれば脇役的な役割で、比較的部屋の雰囲気に大きな影響を及ぼすことはありませんが、壁面収納は部屋の雰囲気に大きな影響を及ぼす、インテリアの主役的な存在になります。
あらかじめ部屋の雰囲気のテーマを決めるなどしておいて、そのイメージを壊さないデザインのテレビ台を選ぶようにしましょう。
壁面収納のためのテレビ台には木目調、黒一色、ハイタイプなど、いろいろなデザインのものがありますので、イメージに合ったものが必ず見つかるはずですよ。

モノの数や家具の配置を考慮する

壁面収納のためのテレビ台には、細長いもの、横に広いものなどサイズがさまざま。家具の配置や収納したいモノの量にもよりますが、できることなら壁一面を有効活用したいものです。
一般的に壁面収納のテレビ台は一度購入すれば当分買い替えることのない大きな買い物になります。後からモノが増えて「スペースが足りない!」ということがないように気を付ける必要があるでしょう。
とはいえ、部屋のサイズや荷物の量は人それぞれです。それほど広くない部屋の壁一面を壁面収納にしてしまうと圧迫感を与えてしまう可能性があります。
モノの量や家具の配置、部屋のサイズなどをしっかり考慮して選ぶようにしましょう。

テレビと周辺機器を壁面収納する方法

以上がテレビや周辺機器を壁面収納する際のポイントです。まずどのようなタイプの収納にするのか考え、部屋のイメージやモノの数、家具の配置や部屋のサイズに見合ったものを選ぶようにしましょう。

壁掛けテレビのサイズはどれくらいがおすすめ? 部屋別の大きさ比較

壁掛けテレビのサイズはどれくらいがおすすめ? 部屋別の大きさ比較

テレビを壁掛けにしたいと考えている方も多いと思います。壁掛けテレビはおしゃれですし、部屋の中もすっきりしますよね。
しかしそうは言っても部屋のサイズに合っていないテレビを壁に掛けてしまってはいけません。部屋のサイズに見合ったテレビのサイズというのがありますので、気を付けましょう。

適切な視聴距離を知ろう!

テレビを心地よく視聴するためには、テレビから席までの間に適切な距離を保つ必要があります。
一般的に言われている適切な視聴距離は、4K対応テレビであれば「画面の高さの1.5倍」フルHDテレビであれば「画面の高さの3倍」です。
4Kテレビは画面がとても精細なため、画面の高さの1.5倍の距離を置く必要があります。その距離であれば視野角が60度になり、キレイな映像を視野いっぱいに楽しむことが可能になるのです。
フルHDは3倍ほどの距離が必要で、そのくらいの距離を置くことで迫力の映像を目いっぱい楽しむことができるでしょう。

参考サイト:画面サイズの選び方
https://panasonic.jp/viera/products/choice.html

部屋のサイズごとのおすすめテレビサイズ

では実際にどんなサイズのテレビがどんなサイズの部屋に適当なのか紹介しましょう。

※ビエラの場合
【4K 60v型(必要視聴距離、約1.1メートル)】
→このサイズは10畳以上のお部屋におすすめです。

【4K 49v・50v・55v型(必要視聴距離、約0.9~1.0メートル)】
【フルHD 49v・50v・55v型(必要視聴距離、約1.8~2.0メートル)】
→これらのサイズは8畳以上のお部屋におすすめです。

【4K 40v型(必要視聴距離、約0.7メートル)】
【フルHD 42v・43v型(必要視聴距離、約1.5メートル)】
→これらのサイズは4.5~6畳ほどのお部屋におすすめです。

壁掛けテレビを設置する際の注意点

壁掛けテレビを設置するには、壁側とテレビ側両方に壁掛け用の金具を取り付ける必要があります。

テレビの裏側にはすでに壁掛け用のネジ受けがあり、そこに専用の金具をねじ込みます。この作業は比較的簡単で、誰でも自分でおこなうことができると思います。

ただ、壁側に金具を取り付けるのは専門的な技術が必要であることがあるので、専門業者に頼んだほうがいいでしょう。
自分でやる場合に注意しなければいけないのが、必ず支柱のある壁にネジをねじ込むということです。またテレビを設置しても崩れてしまわない強度があるかどうかもきちんと確認しておいてください。しっかりと固定できないと、テレビが落下する危険があります。

壁側の金具を固定して、そこにテレビ側に取り付けた金具を勘合させ、両側の金具をネジで固定して完了です。

設置作業の際は、できれば複数人でおこなうようにしてください。テレビを支える人が2人、配線をする人1人と考えると、少なくとも3人でおこなうといいでしょう。

壁側の金具設置は専門業者に任せるとしても一度設置してしまえばテレビ側の金具取り付けは自分でできるので、テレビの買い替えのたびに専門業者に依頼する必要はありません。

壁掛けテレビのサイズはどれくらいがおすすめ? 部屋別の大きさ比較

以上、部屋のサイズにあったテレビサイズの目安と、壁掛けテレビを設置する際の注意点をご紹介しました。壁掛けテレビを設置しようと考えている方は参考にしてみてください。

【プロジェクターの取り付け方】シアタールームに最適な5つの設置法

【プロジェクターの取り付け方】シアタールームに最適な5つの設置法

ご自宅にシアタールームを導入する際、「周辺機器をどう設置するか」というのは避けては通れない問題です。住宅事情などに左右されることも多いのが悩みの種ですが、それを考えるのが楽しいという方も多いでしょう。
今回は自宅にシアタールームを作りたい方のために、居住環境に合わせたプロジェクターの設置法」を5つご紹介していきます。

工事不要のシンプルな取り付け方「直置き型」

プロジェクターの設置法としてもっともシンプルな方法は、床や棚・テーブルに直接プロジェクターを配置する「直置き型」。プロジェクターを必要な時だけ取り出して視聴したり、天井に投影して寝ながら映画を楽しむという方法もできます。
プロジェクターとスクリーンの距離が近くなるので、必然的に超短焦点プロジェクターを用意する必要が出てきます。

棚やラックの中に収納する「棚置き型」

日常的に映画などを楽しみたい方には、吊り棚や背の高いラックの中に収納する「棚置き型」がおすすめです。
大型のプロジェクターを家具の中におけるため、リビングや私室のインテリアを保ちながら、必要な時はすぐにプロジェクター環境を用意することができます。
HDDレコーダーなどの入力や音響システムへの出力など、プロジェクターにはたくさんの配線が繋がります。周辺機器をまとめた専用棚を用意すると、シアタールーム全体がすっきりした印象になるでしょう。

キャスター付きのラックに置く「移動棚型」

キャスター付きのラックにプロジェクターを配置しておく「移動棚型」は、上でご紹介した直置き型の簡単さと、棚置き型などの収納性を兼ね備えた設置法といえます。
プロジェクターの性能によっては、ポータブルタイプよりも高画質な映像を楽しめることでしょう。ただ他のプロジェクターのしまい方・置き方と比べると、見た目の面ではやや劣るかもしれません。
あくまで映像を見ることだけにこだわる方や、オフィスや会議室などに置くビジネスユースに適した設置法です。複数の部屋でプロジェクターを使う場合は、高さ調整機能付きの製品を用意しましょう。

プロジェクター設置法の定番「天吊り型」

【プロジェクターの取り付け方】シアタールームに最適な5つの設置法

日本の居住環境では、奥行きのある部屋を確保するのは簡単ではありません。天吊り型の場合、画面を見る人の真上にプロジェクターを設置することができるのが大きな特徴です。テーブルにプロジェクターを置いたり、背後に棚を設置して、自分が狭い思いをするといった心配が無いのが魅力といえます。
見た目にも洗練された雰囲気のある取り付け方ですが、導入には天井周りの工事が必要です。この設置法に限っては、自分で設置するよりもプロの設置業者に依頼した方が、安全かつ確実にシアタールームを作ることが出来ます。

天井だけでなく壁面にも「壁掛け型」

天吊り型の派生パターンとして、プロジェクターを壁面に設置する「壁掛け型」という方法もあります。
通常の天吊り型がプロジェクターを天井に向かって縦方向に設置するのに対し、壁掛け型はL字状の専用金具を使って横方向に設置するやり方です。天井の配線工事をすることなく天吊り型と同じようなメリットを得ることができます。突っ張り棒式のDIY用品「ディアウォール」を使えば、賃貸物件でも壁面を傷つけることなくシアタールームを始められます。

プロジェクターの設置法ひとつを取ってみても、実にさまざまな方法があります。
お住いの環境や使用頻度などをよく考えて、ご自身に最適な方法を選んでみてください。

2017年注目のテレビ「有機ELディスプレイ」 構造やメリット・デメリット

2017年注目のテレビ「有機ELディスプレイ」 構造やメリット・デメリット

超高画質のテレビや大容量ハードディスクなどが発売され話題を呼んでいますが、近年特に注目されているものといえば「有機ELディスプレイ」が挙げられます。この技術を使えば、いずれはテレビをポスターのように丸めて持ち運べるようになる、といった話を耳にしたこともあるのではないでしょうか。
2017年注目されている家電トピック「有機ELディスプレイ」について、現状のメリットやデメリット、今後の課題をご紹介していきます。

ポスターのように丸められる?「有機ELディスプレイ」とは

「有機ELディスプレイ」とは、その名の通り、有機ELという発光ダイオードを使ったディスプレイのことを指します。
有機ELとは、「オーガニック・エレクトロ・ルミネッセンス」という発光ダイオードの技術のこと。電極に挟まれた特定の有機化合物に電圧をかけることで、光を生じさせる技術です。
さらにガラス面の代わりにプラスチック基板を使用した「フレキシブル有機EL」は、曲面ディスプレイ製品にも使われています。
これまで海外の家電・通信メーカーLGエレクトロニクスが99%のシェアを持っていましたが、今年2017年になって国産家電メーカーが新製品を発表したことで一層注目されるようになりました。

現状の有機ELディスプレイが持つメリット

●ミリ単位の薄さを実現
有機ELディスプレイが最も注目されている点といえば、圧倒的な薄さに尽きるでしょう。
有機ELは有機化合物で出来た画面自体が発光するため、これまでの液晶ディスプレイのようにバックライトを必要としません。そのためミリ単位での薄型化が可能とされており、LG製フラッグシップモデルではわずか3.9mmという薄さを実現しています。

●近年の研究で「長寿命化」した有機EL
最近になって有機ELディスプレイが頭角を現した背景には、長年の技術開発によってその耐用年数が大幅に伸びたということも関係しているでしょう。現在普及し始めている有機ELの技術は、1987年のアメリカですでに開発されていました。有機ELが抱える“寿命の短さ”という課題を抱える有機ELは、30年という歳月をかけて実用化された背景を持っています。

家庭用の有機ELが抱えるデメリットと今後の課題は

2017年注目のテレビ「有機ELディスプレイ」 構造やメリット・デメリット

●家庭用テレビとしては寿命が短い
長年の技術開発によって、ようやく実用レベルになった有機EL技術ですが、一般家庭用の家電として利用するにはまだまだ寿命が短いと言わざるを得ません。
現在の有機ELディスプレイの平均寿命は、およそ3万時間といわれています。実際、有機ELディスプレイのシェアNo1を占めているLG社も、およそ10万時間で光り方が弱まってくるということを明かしています。

●消費電力が液晶テレビの1.5倍かかる
バックライトを排して超薄型化に成功した都合上、有機ELは相当な電力を消費します。
通常の液晶テレビの消費電力がおよそ200ワットなのに対し、現在発売されている有機ELディスプレイは320ワットもの電力を必要とするのです。

●海外・国内メーカーともに高価
最先端の技術が詰まった有機ELディスプレイは、現状では価格帯としても高価なものがほとんどです。国産メーカーが発表した新製品では一人暮らし用サイズでさえ100万円を超すものも見られます。

たいへん期待が高まる有機ELディスプレイですが、ご家庭で利用できるようになるにはもう少し時間が必要なようです。夢の技術が自宅で楽しめるようになるまで、今後も目が離せない話題ですね。

間取りからみる「耐震性能」の高い家、低い家

間取りからみる「耐震性能」の高い家、低い家

地震への耐久性を示す「耐震性能」。地震の多い日本ではデザイン以上に重視して考えたい部分です。耐震性能は、家の間取りからでもある程度想定できます。
ここでは間取りから見た耐震性能の高い家、低い家について解説していきます。

耐震性能を間取りから確認する際にチェックしておきたいポイント

耐震性能を間取りから読み取るために、以下の6つのポイントをおさえておきましょう。

1.部屋数、部屋の広さと耐震性
部屋が複数あることによりそれぞれが地震の揺れを補い合うため、耐震性能はアップします。このため部屋数の多い家のほうが耐震性能は高いです。
ただし部屋同士の間に壁や柱があることが前提。ふすまのみで区切られている間取りではあまり耐震性能は期待できません。

部屋の広さについては、広い部屋があるほど壁や柱が少なくなり空洞ができるため耐震性能は落ちやすいです。特に12畳以上の広い部屋があり、かつその中に柱や壁が無く開放的に造られている間取りの場合、耐震性能は低くなりやすいです。

2.窓と耐震性
窓は壁よりも強度が弱いため、基本的には壁よりも耐震性能が劣ります。つまり窓の少ない家は耐震性能が高く、多い家は耐震性能が低いということになります。

特に、家の角部分は耐震を考える上で重要な場所。遮光性やデザインを重視し角部分を窓で張り合わせている間取りの場合は、耐震性が特に低くなりやすいです。

3.家の形と耐震性
家全体の形としては、正方形や長方形となっている間取りが耐震性能としては高いです。一方で凸型・L型・コの字型など、特殊な形や複雑な形となっている間取りの場合は、耐震性能は低くなりやすいです。

デザインを重視するあまり、形が特殊でかつ壁や柱を減らしている家は特に注意する必要があります。

4.吹き抜けと耐震性能
近年は玄関回りだけでなく、リビング内部なども1階、2階を吹き抜けとして設計されている家が増えてきています。吹き抜けについては1階、2階を跨いでの空洞ができるため基本的に耐震性能が低くなります。
特に周囲に支える柱や壁が一切なく広い吹き抜けが造られている間取りの場合は、耐震性能面で注意が必要です。

5.1階ガレージの耐震性能
1階部分がガレージ(ビルトインガレージ)や物置となっている間取りの家の場合、こちらも耐震性能としては弱くなりがちです。
1階ガレージの家を選ぶ場合は、補強材や補強方法がしっかりと施されているかを確認する事が大切です。

6.リフォーム住宅の耐震性能
一部のリフォーム住宅では、デザインや快適性を重視するため、本来あった柱や壁を撤廃しているケースがあります。こういった場合ですと、住宅本来の耐震性能が得られず、大型の地震では倒壊してしまう恐れもありますので、リフォーム住宅の間取りは入念にチェックする事をおすすめします。

住宅と設備、どちらも地震対策を

間取りからみる「耐震性能」の高い家、低い家

以上が間取りから見た耐震性能となります。
建築方法、素材、補強方法などでも耐震性能は変わってきますので一概には言えない部分もありますが、今回紹介したように間取りからもある程度耐震性能を計ることができます。
しかし、住宅の耐震性能だけで満足するのは少し尚早かもしれません。
家具や機材などの設備にも地震対策を施しておきましょう。家具の転倒など、リスクはできるだけ減少させるよう心がけることが大切です。

安全なのはどれ? 耐震・制震・免震の違い

安全なのはどれ? 耐震・制震・免震の違い

住宅選びやリフォームの際に一番重要視すべきなのは「安全性」です。
特に日本は地震大国ですので、地震対策がなされている住宅が望ましいでしょう。
住宅の地震対策には耐震・制震・免震の3つの建築技術があります。この3つは意味的には似てはいるのですが、それぞれで細かい特徴があり、地震時の影響も異なってきます。
今回の記事では耐震・制震・免震それぞれの特徴や意味についてご紹介していきます。

耐震・制震・免震、それぞれの特徴

耐震
耐震とは、「地震時の揺れにいかに耐えられるか」を意味し、それを重視した工法が耐震工法です。建物の柱や壁などを補強・強化し、揺れへの耐性を高めています。

耐震工法の場合、地震への耐性は高いため、建物の倒壊や全壊を回避する力は高くなりやすいです。しかし耐性を高めるために補強・強化をして建物を固めているため、揺れ自体は大きくなりやすい面もあります。

制震
制震とは、「地震時の揺れをいかに吸収できるか」を意味し、それを重視した工法が制震工法です。錘やダンパーを建物内に設置し、地震時の揺れを吸収し和らげることができます。地震だけでなく防風による揺れの緩和も可能です。

一般的に、高層ビルなど高く揺れやすい建物に採用されることが多いです。

免震
免震とは、「地震時の揺れをいかに免れるか(受け流せるか)」を意味し、それを重視した工法が、免震工法です。地面(基礎)と建物の間に、揺れを受け流すための「免震装置」と呼ばれる装置を設置し、それがクッションとなり建物への揺れを抑える方法です。

地面からの揺れを直接受け流すため、建物内への揺れを最も少なく抑えられる方法となります。

地震対策にはどれが一番おすすめなの?

耐震・制震・免震どれが一番おすすめなのかは、建物との相性もありますので一概には言えません。

とはいえ、一般的な住宅でおすすめなのは免震です。理由としては、建物内への揺れがこの3つの工法の中で最も少ないためです。免震工法の場合、地面からの揺れの力を受け流しているため、建物内に振動が伝わりにくいです。このため、タンスや棚など家の中の家具が倒壊するリスクは最も抑えられます。

個人の住宅の場合、例えば寝ている時に地震があり家具転倒によって死傷するケースもありますし、家具の破壊による財産的なダメージも大きいですので、免震工法による恩恵はその分大きくなります。

ただし免震工法は、以下のような制限事項や欠点もあるので、あらかじめ注意しておきましょう。
・木造3階建て以下、高さ13m以下、軒下9m以下まで
・地盤の制限を受ける(地盤の緩い場所の家では採用できない)
・費用が他の工法よりも高くなりやすい

安全なのはどれ? 耐震・制震・免震の違い

以上が耐震・制震・免震の違いとなります。
それぞれで地震の揺れに対する効果や意味合いが変わってきますので、家を造る上ではその点を頭にいれておくことがおすすめです。

無骨で個性的! 寸切りボルトとナットで作るテレビ台

無骨で個性的! 寸切りボルトとナットで作るテレビ台

インテリアにこだわりたい方にとって市販のテレビ台のデザインは、どこか個性が乏しいと感じる場合があるでしょう。
そんなときは、寸切りボルトとナットでテレビ台をDIYしてみるのがおすすめです。
「テレビ台を作るなんて難しそう」と思うかもしれませんが、意外と簡単に作ることができます。
寸切りボルトの無骨な金属感が漂う、個性的なテレビ台を手に入れてみませんか?

寸切りボルトでテレビ台を作ろう

無骨で個性的! 寸切りボルトとナットで作るテレビ台

寸切りボルトというのは、ナットが取り付けられる金属の棒です。お店で購入する際に自由に長さを決めカットしてもらうことができますし、慣れている方ならノコギリを使い自分でカットすることも可能です。

上下2枚の板を用意し、この寸切りボルトを板の4隅にさして支え棒とすることで、オリジナルなテレビ台を作ることができます。テレビ台以外にも、小物棚や簡易テーブルを作ることも可能です。
寸切りボルト無骨さと木製板の温かさが混じった個性豊かなインテリアとなってくれます。

寸切りボルトのテレビ台を作るにあたり用意するもの

用意する材料
・寸切りボルト……4本
・台となる板……上下同サイズのもの2枚
・六角ナット……板2枚で組む場合は計16個
・袋ナット……棒の先端に取り付けるもの4個

用意する道具
・電動ドリル
・ノコギリ
・ヤスリなど

寸切りボルトでテレビ台を作る方法

寸切りボルトでテレビ台を作る流れをご紹介してきます。

1.板にドリルで穴をあける
台となる板の角の4隅に電動ドリルで穴をあけます。下の板4つ、上の板4つの計8つの穴をあけます。上下の板で穴の位置がずれないように注意します。

2.寸切りボルトを通しナットで固定する
板にあけた穴に寸切りボルトを通します。その後、六角ナットを巻いていき、板を固定します。一つの穴に対して、上下2個の六角ナットで挟み固定する形となります。
これと同じ作業を、板の4隅で行い、かつ上下の板両方で行います。

3.袋ナットと取り付ける
最後に、寸切りボルト各4本の上部の先端に袋ナットを取り付けます。

大まかな作業の流れは以上となります。

寸切りボルトのテレビ台は重量が問題

寸切りボルトで作ったテレビ台は棒とナットのみで支えるため、重量には弱いです。テレビ台として使う場合は、20インチ程度の小さめの液晶テレビに使うのが望ましいです。

もしも大型テレビと組み合わせる場合は、重量に強い太めの寸切りボルトとナットを用いることをおすすめします。もしくはテレビ本体の方は壁掛けテレビとし、テレビ台はブルーレイプレイヤーなどの周辺機器を置くものとして用いるのがよいでしょう。

寸切りボルトのテレビ台は、費用もそれほどかかりませんし、自分で作ったことによる愛着も湧きます。インテリアとしてのオリジナリティを望む方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

生活感からさよなら! テレビをオシャレインテリアとして活用するには

生活感からさよなら! テレビをオシャレインテリアとして活用するには

最近はオシャレなデザインのテレビも増えてきています。しかし、テレビをそのままポンと設置しただけでは生活感がにじみ出てしまい、チープな印象を与えてしまうことも。設置の仕方で生活感を解消することができるので、工夫が大切です。
ここではテレビの生活感を消しオシャレな空間を造るためのインテリア活用法をご紹介していきます。

テレビ台の生活感を無くす

テレビを使う上でなくてはならない「テレビ台」。テレビ台は周囲のアイテムとの相性がポイントとなります。
例えば、金属製のテレビ台を使うのであれば、周囲にもスチールやアルミ製の棚や置物を配置し、クールな印象を演出するのが効果的です。色としては金属製のテレビ台にはシルバーやブラックが合います。観葉植物を配置し、あえて金属感との対比を狙うのも良いでしょう。

テレビ台をウッド製のものにし、暖かい印象を出す方法もあります。ウッド製のテレビ台であればDIYでも造りやすいため、あえて手作り感を漂わせてみるのも効果的です。

テレビ×LED照明で、生活感解消!

LED照明を用いて光の演出をすることで、テレビの生活感を一気に減らすことができます。

例えば、以下のような方法が良いでしょう。
・テレビの左右上部からLEDを当て、間接照明として演出する
・テレビ周囲の床にLEDを配置し、足元から間接照明として演出する
・テレビの裏面にLEDを貼り付け、テレビの裏からぼんやりとにじみ出る光を演出する

LED照明は、棒状のモノからテープ状のモノまで、現在様々なタイプが販売されており、自由自在にアレンジできます。方法次第で幻想的な空間を造ることができます。

壁掛けテレビでスタイリッシュに

生活感からさよなら! テレビをオシャレインテリアとして活用するには

「壁掛けテレビ」というのは、文字通り壁そのものに張り付けられるテレビのこと。

壁掛けテレビにすることで、商業施設やカフェ、バーのような最先端のイメージを与えることができます。オシャレ度は格段に上がるはずですし、テレビ台も不要なため家庭の生活感を大きく減らせます。壁に掛け、環境映像などを流すことにより絵画的なインテリアにもなるでしょう。

設置するには業者に頼むか自分でおこなうかの二択となりますが、意外と簡単に設置することができるので、挑戦してみても良いかもしれません。

テレビ自体を隠す

テレビはどうしても生活感がにじみ出てしまうものですので、テレビそのものを隠すのも一つの方法です。
例えば、壁型のテレビ台(ハイタイプ)のようなものを造りその中にテレビを埋め込み、使わない時には表面をシャッターで遮断しておくと、テレビの存在をかき消せます。

もっと簡単な方法であれば、インテリアにあったオシャレな布などをテレビに掛け、普段は隠しておくというのも手です。

以上が、テレビの生活感を消すための方法となります。
テレビはそのまま置いておくと生活感が丸出しですが、ちょっとした工夫でそれをかき消すことができます。インテリアにこだわりたい方はぜひ試してみてください。

自宅でもできる! スタイリッシュな天吊りテレビとは

自宅でもできる! スタイリッシュな天吊りテレビとは

おしゃれなカフェやバーなどで使われている天吊りテレビ。この天吊りテレビ、実は自宅でも取り付けて利用することができるのです。
ここでは天吊りテレビの特徴やメリット、また取り付けるうえでの注意点についてご紹介していきます。

天吊りテレビとは

自宅でもできる! スタイリッシュな天吊りテレビとは

天吊りテレビとは文字通り、部屋の天井から照明器具のように吊り下げるタイプのテレビです。壁に垂直に設置する「壁掛けテレビ」というものがありますが、壁掛けテレビの天井版とイメージすると分かりやすいです。

これまではカフェやバーなどの飲食店や商業施設での利用がメインでしたが、最近は自宅向けの金具も販売されており、リビングや個室などで天吊りテレビを利用するケースも増えてきています。

天吊りテレビのメリット

天吊りテレビには次のようなメリットがあります。

・スペースを広くとれる
天吊りテレビは、天井から吊るす形となりますので、生活スペースを圧迫しません。部屋を無駄なく広々と見せることができます。

・配線をスッキリさせることができる
天吊りテレビは、天井裏に配線・コードを通す形となりますので、見た目が非常にスッキリとします。配線のごちゃごちゃした感じを消せるため、掃除もしやすく清潔感を保ちやすくなります。

・スタイリッシュな空間に
まるでカフェやバーのようなスタイリッシュでおしゃれな空間を演出できます。生活感を消すためのうってつけのアイテムといえるでしょう。

・寝ながらテレビを観ることもできる
天井に吊るしてあるため、ベッドや布団に入り寝ながら観ても疲れを感じにくいです。

天吊りテレビの取り付け方や注意点

天吊りテレビは、専用の天吊り金具を利用し取り付ける形となります。この際にいくつか注意点があります。

・天吊り金具はテレビに対応したものを
天吊り金具は、製品毎に吊り下げられるテレビの重量やサイズが決まっています。ご自身のテレビが対応できるかをよく確認したうえで選んでください。許容量を超えているとテレビが落ちてくる危険性があります。

・天井の梁に吊り下げる
天吊りテレビは天吊り金具を天井にネジで固定し吊り下げる形となります。この際にある程度の強度が必要となるため、強度や厚みのある梁や補強材のある箇所にネジを埋め込み吊り下げる必要があります。
またネジで穴を数か所開ける形となるため、賃貸住宅などの場合は、おこなって問題ないか管理人に確認してから取り付けるようにしてください。

・部屋によっては見づらくなることも
天吊りテレビは高い位置に取り付けますので、もともと天井が高い部屋や和室のように目線が低くなり易い部屋では、常に首を上げて見上げる形となり疲れてしまうことがあるので注意が必要です。

また天吊り金具の設置はある程度の専門知識が問われます。DIYの経験などがない方や取りつけ方法がよく分からない方は、無理をせず業者に依頼した方が確実です。

天吊りテレビはいくつか注意点もありますが、使い方によってはメリットの多いテレビです。存在感も抜群で、部屋に個性を与えたい方には特におすすめのアイテムとなります。
模様替えの際は、お部屋のインテリアに天吊りテレビを取り入れてスタイリッシュに仕上げてみてはいかがでしょうか。