地震に備えて準備しておきたい室内の安全対策4つ

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地震に備えて準備しておきたい室内の安全対策4つ

「地震対策」といえば、非常食や避難用緊急グッズを揃えることを思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、避難後のことを想定することも重要ですが、まずは生きて家を出られるように室内を整えることが重要です。
室内の地震対策をしておかないと、家具の下敷きになったり、避難経路がなくなったりしてしまうこともあります。このような大惨事に見舞われないように、室内の環境を整えることを考えてみましょう。

地震に備えてテレビを壁掛けにする

最近のテレビは薄型が主流になり、コンパクトであることから地震対策を怠りがちですが、実際に地震が起こってテレビが倒れると、避難経路をふさぐことがあります。
大きな揺れが起こっている室内で一度倒れてしまったテレビを起こそうとするのは、なかなか難しいもの。テレビが倒れたときに画面などが破損すると、ケガの原因になることもあります。
このような問題を防ぐためには、テレビを壁掛けにしておくのがおすすめです。
壁に取り付けておくことで安定感がアップし、地震の際の転倒を防ぐことができます。

背の高い家具を室内の壁に固定しておく

本棚や食器棚などの背の高い棚が倒れ、下敷きになったり避難経路が塞がれたりするというトラブルは多いもの。
このようなトラブルを防ぐためには、背の高い家具をL字金具で壁に固定しておくことが大切です。
賃貸の場合や壁に傷をつけることには抵抗がある場合は、強力な接着マットを利用するのがよいでしょう。ただし、L字金具で固定するよりも転倒防止の効力は弱くなるため、家具転倒防止の突っ張り棒も併用することをおすすめします。

棚の扉も地震対策が必須!

棚が倒れてくることを防いだあとは、棚から物が落ちることも防がなければなりません。
例えば、食器棚から食器が落ち、床に当たって割れれば恐ろしい凶器になります。
割れた食器が散乱していては室内を歩けず、避難の妨げになるため、棚の扉が勝手に開かないように対策をしておくことが必要です。
棚の扉の地震対策には、開き戸ストッパーを使用するのが手軽で効果的です。揺れがあった際に簡単に棚が開かないよう、あらかじめ工夫しておきましょう。

地震からの火災を予防する

地震が起こった際の二次被害として、最も恐ろしいのが火災です。
台所で使っていた火やたばこから火災、という例もありますが、通電火災にも注意が必要です。通電火災を防止するには、対策グッズを利用することをおすすめします。
感電ブレーカーを取り付け、地震が起きた際には自動でブレーカーが落ちるように設定しておきましょう。感電ブレーカーにはさまざまなタイプがあり、設置の難易度も異なるため、いくつか比較検討してみるのがよいでしょう。

地震に備えて準備しておきたい室内の安全対策4つ

家具の地震対策を行ったあとは、避難経路の確保を行うことも大切です。
普段から避難経路を想像しておき、避難経路を邪魔するような場所に物を置かないようにしましょう。家具を固定しているからとはいえ、100%転倒を防げるという確証はありません。とくに大きな家具は避難経路の妨げになる可能性が高いため、ドア付近や廊下には設置しないようにしましょう。

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